身体作りの基礎!知っておくべきMobilityとStabilityの話。




こんにちは。いっしーです!

今回は身体作りの基礎として知っておいてほしい

MobilityStabilityの話をしたいと思います!

MobilityとStabilityってきたことありますか?

まずはそれぞれの説明から始めていきます!!

Mobility

Mobilityとは、可動性のことを指します。

 

身体には、肩関節股関節など大きな動きが求められる部位があります!

肩関節と股関節は

球関節のため3軸の運動が求められます。

また、各運動方向の可動域も大きいものとなっています。

屈曲と伸展

内転と外転

内旋と外旋

つまり人間が動くにはMobility(可動性)、

つまり関節を大きく動かすことで

立ったり、座ったり、歩いたり、

様々な角度に腕を動かして、

食べ物を食べたりできているのです。

Stability

Stabilityとは、安定性のことを指します。

人間はある程度、安定性があることにより

姿勢を保持したり、

身体がふらつくこと無く

歩くことができています。

しかし、この安定性がなければ

タコのようにふにゃふにゃとなり

活動することができません。

 

MobilityとStabilityの関係性

Mobilityの効果を高めるためには

Stability(安定性)がとても重要になります。

人が腕を動かす場合は、

腕を動かすコンマ数秒前に

体幹(インナーユニット)に収縮が入ることにより

体幹が安定して腕を動かすことが出来ています。

つまり身体には、

可動性が求められる部位

安定性が求められる部位があります!

そして、

身体は上から下、

頭部から足部にかけて

交互にMobilityStabilityが配置されています。

 

しかし、Mobilityが求められる部位が

柔軟性を失い可動域が低下すると

Stabilityが求められる部位が

代償的にMobilityの作用を補うことがあります。

リハビリの世界では、

このような状態を

代償動作、又はトリックモーション

と言います。

このような状態になると

例えば、前屈などをする場合

通常は股関節と腰椎がバランスをとりながら

屈曲方向へ動くことにより前屈を行いますが、

股関節がとても硬い場合は、

腰椎が過剰に屈曲することとなり

Stabilityが求められる腰椎に

負担がかかる状態となります。

その結果、腰痛などに発展することがあります。

世の中ではよく柔軟性が大事だと言われますが、

どこが柔軟である必要があるのか

理解した上でストレッチなどを行うことが

とても重要になってきます。

自分では、身体のためにストレッチをしているのに

なぜか怪我をしてしまうなどといったことになりかねません。

身体のために、怪我の予防のために

ストレッチをするのであれば、

第一優先は、

胸椎股関節足関節を中心にストレッチを行うことをオススメします!

身体作りの基礎

身体作りの基本は、

まず柔軟であるべき部位の可動域拡大

そして、体幹(インナーユニット)のStability(安定性)の向上。

その後に、全身の筋力増強となります。

しかし、スポーツをやっていて

競技パフォーマンスの向上が目的であれば、

柔軟性と体幹の安定性を向上させた後に

競技特性を理解し、

最大筋力が重要なのか、

筋スピードが重要なのか、

持久力が重要なのか。

それぞれのスポーツに合わせた

身体作りを行っていく必要があります。

また忘れてはいけませんが

もちろんその競技のスキルトレーニングの実施も重要となります。

目的の重要性

身体作りでは、

何のために

自分がストレッチやトレーニングを行うのか

しっかりと目的を明確にして

行うことがとても重要です。

マラソンで好タイムを出したいのに、

ボディビルダーのような筋肥大を目的としたような

10RMのトレーニングを行うと

逆に身体が重くなってしまい

疲れやすい身体になってしまいます。

マラソンでも好タイムが目的の場合は、

低負担高頻度の遅筋(typeⅠ)繊維を

鍛えることが出来るメニューを

行うことが重要になります。

 

まとめ

人によって目的は、多種多様とは思います。

しかし、どのような方の場合でも

身体の基礎として、

MobilityStabilityを考えたストレッチ

体幹(インナーユニット)の強化は必須なので、

ストレッチとインナーユニットの強化から身体作りは始めましょう!!

多くの人が、怪我なく健康で自分らしい生活を送れることを願っています!

カラダが変われば、人生は変わる!!

最後まで、記事を読んでいただきありがとうございました(^^)




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ABOUTこの記事をかいた人

現在、一般病院勤務の理学療法士。 元テニスインストラクターをしており、好きなことを仕事にするも怪我でテニスが出来なくなる生徒を目の前にして、自分自身も怪我でテニスができなかったことを思い出す。やりたいことができなくなった人のために、またやりたいことをするためのお手伝いができる仕事はないかと探し、再びリハビリテーションの専門学校へ入学。卒業後、理学療法士となる。 自分が今まで得てきた知識を誰かの役に立てるためブログを執筆中。