バランスの良い食事を考える上での基本〜5大栄養素と食事構成〜




皆さん普段からバランスの良い食事を意識していますか?

食べ物が身体を作っていることは知っていると思いますが

意外と食べ物を意識せずに食べている人は多いのではないでしょうか。

では実際にバランスの良い食事とは何か?

今回は食事の基本となる栄養素のことも

説明しながらバランスの良い食事について書いていきたいと思います!

まず知っておきたい5大栄養素について

5大栄養素という言葉は

子供の頃に家庭科の授業などで聞いたことがあると思いますが

皆さん5種類全て答えられますか?

5大栄養素とは

①炭水化物

②たんぱく質

③脂質

④ビタミン

⑤ミネラル(無機質や電解質とも言う)

の5つの人間にとって大切な栄養素のことです!

5大栄養素の働き

5大栄養素は主に3つの働きにおいて必要となります。

①運動時のエネルギー源

②身体の合成

③体調の調整・維持

運動時のエネルギー源となる栄養素は、

主に炭水化物、たんぱく質、脂質になります。

身体の合成に必要となる栄養素は、

主にたんぱく質、脂質、ビタミンになります。

体調の調整・維持に必要となる栄養素は、

主にビタミンとミネラルになります。

誤った栄養素の使われ方

たんぱく質においてはエネルギー源とする場合、

炭水化物と脂質による栄養が足りていない場合に使用されるため

理想的な栄養の使われ方ではありません。

最近流行りの糖質制限などでは、

炭水化物を極端に減らした食事となるため

身体の合成に必要なたんぱく質がエネルギー源として

使用され筋肉が分解、筋肉量の減少に繋がってしまいます。

筋肉は基礎代謝の約7割を占めているため、

糖質制限ダイエットは一時的に

大幅に体重減少に繋がるかもしれませんが

ダイエットが終了したときには

筋肉量が減っているため

太りやすく痩せにくい体質に変わってしまいます。

バランスのとれた食事構成とは

5大栄養素をバランス良く揃えるためには

主食・主菜・副菜・乳製品・果物の5品目を揃えた食事構成が重要です。

①主食

主食は、ご飯・パン・麺類・パスタなどを主材料とする料理のことです。

身体の主たるエネルギーとなる炭水化物(糖質)が

豊富でタンパク質も含まれています。

主食の量が少なすぎると、

生きていく上で重要なエネルギー源となる

炭水化物の摂取が少なくなるため、

身体は本能的に甘いもので不足分を補おうとします。

お菓子を食べる量が多くやめられない人は、

主食をしっかり食べているかどうか見直すべきです。

ただし、食べ過ぎると脂肪となり蓄えられてしまうため、

適正量を食べることが重要となります。

②主菜

主菜は、肉類・魚類・卵類・大豆製品が使われているメインのおかずのことです。

身体を作る元になる良質なタンパク質が含まれています。

主菜を食べることにより、タンパク質だけでなく、様々なビタミンミネラルを摂ることができます。

ただし、主菜として、メインの料理を2品目食べる必要はありません。

タンパク質は身体作りや発育・発達に欠かせない栄養素の1つですが

たくさん取ったからと言って筋肉が多く作られるわけではありません。

食べ過ぎるとタンパク質の分解と排泄のために肝臓と腎臓に負担がかかり

一部は脂肪として蓄えられてしまうので、適正量食べるようにしましょう。

③副菜

副菜は、野菜類・きのこ類、いも類、海藻類などを主材料とする料理のことです。

身体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

野菜には、色の薄い淡色野菜と色の濃い緑黄色野菜があり、

毎食、できれば淡色と緑黄色の両方を食べるようにしましょう。

また、きのこ類・いも類・海藻類は、

それぞれ毎日1種類以上は食べることをおすすめします。

④乳製品

乳製品は、牛乳・ヨーグルト・チーズなどです。

カルシウム、タンパク質が豊富に含まれています。

乳製品は多く食べる必要はありませんが毎食取れると理想です。

⑤果物

果物には、糖質・ビタミン・ミネラルが含まれています。

ただし、エネルギー量が多いため食べ過ぎには注意しましょう。

まとめ

バランスの良い食事とは、

主食・主菜・副菜・乳製品・果物を

毎食揃えることで人間にとって必要となる

5つの栄養素をバランスよく摂ることができます。

普段の食事を摂る際に

主食ばかりになっていたりしないか

意識するところから始めてみてくださいね!

もし外食をする場合は定食がオススメです。

比較的、バランスが取れた食事になっていることが多いですよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。




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ABOUTこの記事をかいた人

現在、一般病院勤務の理学療法士。 元テニスインストラクターをしており、好きなことを仕事にするも怪我でテニスが出来なくなる生徒を目の前にして、自分自身も怪我でテニスができなかったことを思い出す。やりたいことができなくなった人のために、またやりたいことをするためのお手伝いができる仕事はないかと探し、再びリハビリテーションの専門学校へ入学。卒業後、理学療法士となる。 自分が今まで得てきた知識を誰かの役に立てるためブログを執筆中。