集中力は才能の問題ではない!誰でも集中力を高められる方法。




こんにちは!いっしーです(^^)

学生の頃に勉強するために机に行くも5分くらいで漫画読んでしまったり、スマホいじってしまう。

仕事をしているとすぐにやる気がなくなってしまう。

このように集中出来ない事は経験で誰でもあると思います。

しかし、授業中や仕事中に集中力が高い人っていますよね。

実は、集中力が高い人は鍛える方法を知っている。または自然と高まら状態になっているんです。

集中力は生まれつきや根性で決まるというのは大嘘

科学的に正しい方法論に沿って鍛えれば、誰でも各分野にプロフェッショナルやトップアスリートのような集中力を発揮できるようになります。

集中力を高める方法

集中力は生まれながらの才能というのは誤った考えで、この考え方により自分自身が集中出来ないと自分はダメだと自信を持てなくなっている人がいます。

しかし、実際は

集中力のある人、ない人の違いは、集中力の仕組みを知って、集中力を鍛えているかどうかの違いです。

集中力は遺伝も性格も関係なく、才能や根性の問題でもありません。

集中力とは前頭葉のウィルパワー

集中力を付けるためにまず知るべき事は、集中力の正体です!

集中力の源泉は、頭の中にある脳の前頭葉の中にあります。

人間は進化の過程で、他の動物とは違う思考や感情をコントロールする力を持ったのです。そのため、人間の前頭葉は動物に比べて大きく発達しています。

この力を心理学の世界では

ウィルパワー

と呼ばれています。

ウィルパワーとは

ウィルパワーとは、フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスターが提唱した心理用語で意志力のこと。

ウィルパワーには、一定の量があり、集中力を使うたびに少しずつ消費します。

ウィルパワーは良い睡眠を取ったり、良い食事を取ることにより回復させることができます。

 

集中力のメカニズム

ウィルパワーには2つの特徴があります。

①総量には限りがあり、集中力を使うことにより消費する。

②出どころが1つしかない。

特に重要なのが、出どころが1つしかないという点です。

プライベートがうまくいっていないと仕事がうまくいかないのは関係ないように思われがちですが、実はそうではないのです。

全く関係ないと思われる行動でも、消費されるウィルパワーの出どころは同じなのです。

恋人と喧嘩しているから、仕事に集中出来ない。

仕事で大きなミスをして、ダイエットも続かない。

などは自然なことなのです。

ウィルパワーが消費されているため、脳が休息を求めている状態なのです。

集中力を高める2つの方法

ウィルパワーを鍛えるなんてと思われるかもしれませんが、可能なのです。

方法は2つあります。

①トレーニングによりウィルパワーの総量を増やす。

②ウィルパワーの消費量を、日々の行動や習慣を変えることにより節約する。

この2つが最も効率的な集中力の鍛え方です。

ウィルパワーのトレーニング方法

生まれつき筋力が強い人がいるように、持って生まれたウィルパワーにも個人差はあります。

しかし、筋力が弱い人でも筋肉を鍛えることが出来るように、ウィルパワーも鍛えることは可能です。

すぐに始められ効果的な方法は、

日頃、無意識に行なっている行為を「やらないようにすること」です。

これは思った以上に強い集中力を必要とします。

無意識の行動に「はっ」と気付き、

改めるという行動は繰り返せば繰り返すほどウィルパワーを鍛えることができるのです。

これはセルフモニタリング効果と呼ばれており、

自分で自分の行動を客観的に観察して

「うまく行った・うまくいかなかった」と評価し、

そこから生じる達成感や反省により行動をさらに強化できるという働きです。

このように自分の無意識の行動を観察するトレーニングを行うことで、

持って生まれた資質や性格とは関係なく、

誰でもウィルパワーの総量を増やすことができます。

トレーニングの例でいうと、

良い姿勢を意識する

普段、無意識で猫背になっていたり、

足を組んだりしているものを

「この2週間は姿勢に気をつけて生活する」

と意識することで無意識の行動が強く認識されます。

猫背になっていたら胸を張り、足を組んで座っていたらすぐに座り直す。

文章でみると簡単そうにみえますが、実際に試すと想像以上に集中力が必要です。

ウィルパワー節約方法

次は、「集中力を使う作業を習慣化し、ウィルパワーを節約していく」方法について説明します。

よく集中力を使っていると考える場面を想像すると、

机に向かって勉強

パソコンを使って企画書を作成

ビリヤードで狙うショットを考える時

手先に意識を集中させて作業を行なっている時

このように「何かをやろうとしているとき」、「取り組んでいるとき」

が一般的に集中しているときです。

このような状況は、集中力が使われ、ウィルパワーが消費されます。

 

次のような場面はどうですか。

ダイエット中でデザートを我慢

セミナーなどに参加し将来を想像

 

実はこのようなシチュエーションでも人は集中力を使っています。

こうした「なにかを我慢しているとき」「なにかをしたいと望んでいるとき」にも、ウィルパワーは消費されます。

前頭葉には、「何かをやる」「何かをやらない」「何かを望む」という選択や決断を担う領域がそれぞれあります。

その1つひとつの領域を使った選択の決断の際に、どんなに小さなことであっても脳は集中力を使い、ウィルパワーを消費していくのです。

つまり、

何かに没頭したり、誘惑にあらがったり、将来の目標や明日の予定を考えたりする度に

ウィルパワーは消費され、集中力が発揮できない状態になってしまうのです。

これを回避する方法は、

習慣化

によりウィルパワーを節約するのです。

疲れてしまう本当の理由

現代人は1日のうちに平均70回ほど、物事の選択や決断をしています。

朝食は何を食べるか。今日は何を着るか。どのルートで出勤するか。朝市の仕事は何から始めるか。かかってきた電話に出るか、出ないか。メールの返信はすぐにするべきか。会議で発言するか。しないか。上司の誘いを断るか。受けるか。・・・。

毎日の生活の中で「何かをやる」「何かをやらない」「何かを望む」という決断を繰り返しているうちに、

ウィルパワーを消費し朝は意欲的だったのが夜には疲れ果てているということになるのです。

そして、ウィルパワーが一定以下になると、人は「先延ばし」をします。

ところが、何かを決定しないといけない物事を、頭のなかで「やりかけのまま」「先延ばし」にすると、無意識に気にした状態が続きます。

これを「決定疲れ」といい、決定を放置し、後回しにした場合にウィルパワーが消費されます。

つまり、人は、行動ではなく「意思決定」で疲れるのです。

疲れていると物事を先延ばしにしたくなるのは、決断するパワーが残っていないから。そして、先延ばしという行動を取るのです。

そして、後回しにすればするほど、ウィルパワーを消費します。

だから決断はすぐに下したほうがいいのです。即決できる仕組みを、習慣を作ることが重要なのです。

意識を向けるべき習慣

日々の雑務に追われ、消耗している人がいる一方で、1日中集中力を保っているようにみえる人がいます。

その差は、ウィルパワーを節約できているか。

その節約方法は、

習慣化」です。

例えば、自転車に一度乗れるようになると、誰もがほぼ無意識のまま漕ぎ出せるようになると思います。すると、脳の前頭葉ではなく、小脳が主に使われるようになるのです。

つまり、自転車に乗る度に「さあ乗るぞ」と意気込み、「最初は右足から漕ぎ出して」など考えていると、動作に集中しなければなりませんが、無意識で漕ぎ出せるようになるとウィルパワーがほとんど消費されなくなります。

このように1日を通して集中できる人は、無駄なウィルパワーを使うことなく集中しています。そして、余ったウィルパワーを、より重要なことを習慣化させるために使うのです。

しかし、集中力が持続しない人は、その都度、目の前の作業に集中して向き合っているためウィルパワーを激しく消費し、すぐに集中力が途切れてしまうのです。

この悪循環から逃れるためには、新しい習慣を脳に覚えさせるために集中力を使うように心がけることです。

1つひとつウィルパワーを節約しながら習慣化に集中することで、次第に集中力をうまくコントロールできるようになります。

まとめ

集中力を高めるには、ウィルパワーを鍛え、節約する事が重要なのです。

自分の普段の生活で無理なく取り入れれるところからチャレンジしてみてくださいね。




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ABOUTこの記事をかいた人

現在、一般病院勤務の理学療法士。 元テニスインストラクターをしており、好きなことを仕事にするも怪我でテニスが出来なくなる生徒を目の前にして、自分自身も怪我でテニスができなかったことを思い出す。やりたいことができなくなった人のために、またやりたいことをするためのお手伝いができる仕事はないかと探し、再びリハビリテーションの専門学校へ入学。卒業後、理学療法士となる。 自分が今まで得てきた知識を誰かの役に立てるためブログを執筆中。