腸内環境にも良い!!飲む点滴「甘酒」効果と作り方




飲む点滴「甘酒」

今日は三宮の北野坂にある毎日登山さんで

行われたワークショップに参加して来ました!

ワークショップの内容は、

甘酒作り!!

今流行りの飲む点滴「甘酒」作りに参加させてもらいました。

発酵の基本は甘酒にあり!

全ての発酵の基本は甘酒にあるそうです。

そもそも発酵とは、

微生物が食物を分解し変化させ

人間にとって有益なものにしてくれることを

発酵といいます。

逆に人間にとって悪いものになると

腐敗といいます。

基準は人間からみてどうかということが

発酵と腐敗の違いだそうです。

日本の発酵食品

日本酒・納豆・味噌・醤油・ぬか漬け・甘酒

くさや・へしこ・みりん・酢・鰹節などです。

また日本の古くから使われてきている調味料は

ほとんどが麹を使った発酵食品だそうです。

世界の発酵食品

ヨーグルト・チーズ・ワイン・ビール・紅茶・烏龍茶

キムチ・パン・ピクルスなどがあります。

発酵食品に重要な麹とは?

麹とは、蒸した穀物(米・麦・大豆)に

麹菌を繁殖させた加工品です。

麹菌とは、カビの一種で

日本には国菌といわれる

三大国菌があります。

①アスペルギルス・オリゼー

②アスペルギルス・ソーエ

③アスペルギルス・リュウチュウエンシス

この3つがその三大国菌となります。

麹菌は湿気の多い気候でしか生育しないため

日本の風土は、発酵に適しており

発酵文化が盛んになったそうです。

そのため日本は世界でも

有数の発酵大国なのです。

麹はなぜいいのか?

麹には、100種類以上の酵素が含まれています。

なかでも、人間にとって有益になる酵素

アミラーゼプロテアーゼリパーゼ

三大消化酵素が含まれています。

アミラーゼは、デンプンを分解する酵素で

これにより甘味を作り出します。

プロテアーゼは、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素で

これにより旨味を作り出します。

リパーゼは、脂肪を分解する酵素です。

お肉や魚は、酵素の力により

柔らかくなり、旨味が増し、消化しやすくなるのです。

甘酒が甘く感じるのは、この酵素の力なのです!

甘酒の種類

甘酒には2種類あります。

①米麹甘酒(麹と水で作るもの)

日本酒と同様に麹の発酵作用を利用し米から作るもので、

日本酒との違いは甘酒は米のデンプンを麹菌によって

糖分に変えているだけです。

②酒粕甘酒(酒粕と砂糖と水でつくるもの)

酒粕甘酒は酒粕にアルコール分が含まれており

アルコールが苦手な方は不向きです。

最近、健康や美容にいいとされている

甘酒は①米麹甘酒です。

米麹甘酒は、

アルコールが苦手な方や

子供も飲むことができオススメです。

米麹甘酒は、酒蔵の人が力をつけるために

作り始めたのが起源だそうです。

甘酒の効果

①消化吸収の助け

甘酒に含まれるブドウ糖は、

麹菌により分解済みのため

効率よく体内にエネルギー源として

吸収することができます。

また麹菌には一緒に摂った栄養の消化吸収を

助ける働きもあり胃腸にも優しいのです。

そのため、昔は夏バテ予防の飲み物として

飲まれていました。

甘酒は夏の飲み物なのです。

②腸内環境を整える

甘酒には食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれており

これらの成分が腸内の善玉菌を増やし

腸内環境を整えてくれます。

また麹菌は、死骸となっても腸内の善玉菌の餌となり

免疫活動を活性化させ

免疫力を高める効果もあります。

③代謝と血行促進

ビタミンB群も豊富に含まれている甘酒は、

代謝と血行をアップさせ、

身体の隅々にまで栄養を届け、老廃物を流してくれます。

麹菌は、飲酒や喫煙やストレスなどで欠乏しやすい

ビオチンを含んでいるため、

目の下のくまや肌荒れ、

シミ・くすみにも効果的です。

アトピーの方が甘酒で症状が

緩和した人などもいるそうです。

④活性酸素の発生抑制

麹菌には抗酸化作用があり

老化の元凶となる活性酸素の発生を

抑制する作用があります。

また動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防、

女性では生理痛や月経前症候群(PMS)の解消にも

効果があります。

甘酒の作り方

では実際に甘酒の作り方です。

材料

・米麹 300g

・水  600cc〜900cc (60〜65℃程度)

・ご飯 150g(あってもなくてもよい)

作り方

上記の3つを炊飯器(魔法瓶の水筒)にいれる。

炊飯器の場合:蓋を閉めずに保温しておく。

魔法瓶の場合:蓋をして放置。

そのまま6時間〜最大20時間放置する。

注意点

麹は65℃以上で活動停止するため熱すぎるお湯で作らないように。

保存方法は冷蔵庫で保存容器に入れ、長くても2週間程度で飲み干す。

また発酵食品のため密閉容器に入れていると爆発することがあるため

その場合は1日に1度は開ける必要がある。

あまり長い時間放置していると発酵しすぎて酸っぱくなってしまう。

まとめ

飲む点滴といわれる「甘酒」の魅力はわかっていただけたでしょうか。

今回のブログで紹介している効果は、米麹甘酒です。

僕は甘酒に対して美味しいイメージは持っていませんでしたが

それは昔に酒粕甘酒を飲んだからではないかと思います。

米麹甘酒は、甘味も甘すぎずちょうどよくあっさりしているため

とても飲みやすく美味しく感じました。

さらに健康にもいいとなると最高ですね。

みなさんもスーパーなどで売っているものではなく

自分自身で一度作ってみてください。

きっと病みつきになりますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

多くの人が健康的で自分らしい生活が出来ることを祈って。




もし「いいね!」と思ったらシェアお願いします!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

現在、一般病院勤務の理学療法士。 元テニスインストラクターをしており、好きなことを仕事にするも怪我でテニスが出来なくなる生徒を目の前にして、自分自身も怪我でテニスができなかったことを思い出す。やりたいことができなくなった人のために、またやりたいことをするためのお手伝いができる仕事はないかと探し、再びリハビリテーションの専門学校へ入学。卒業後、理学療法士となる。 自分が今まで得てきた知識を誰かの役に立てるためブログを執筆中。